健です。吉田類さんの『酒場放浪記』が好きです。10年以上観ています。いつもはダンディな物腰&粋なほろ酔いがトレードマークの類さんなのですが、明大前駅の沖縄料理店の回は、ほぼ泥酔で笑いました。泡盛「残波」を飲んで、「これはねー、もう、ザンパ!ザンパ!ですよ、ザパーン‼」、宮古焼き(お好み焼きに似た料理)と泡盛の古酒を並べて、「こんな美しい景色があるでしょうか!」とはしゃぎがち、かと思うと口に運んで、「心の中のノスタルジーを刺激します」と涙を流し、店の息子さんに「息子さんが継いでくれて・・イイネ♡」と唐突なタメ口。完璧です。
その類さんの酔い加減で、遠い昔の泥酔エピソードを思い出しました。自分、大学を卒業後、東京都庁に入庁するのですが、その入都式(都の入社式ですね)当日朝を、都庁の真ん前で泥酔した状態で迎えています。早朝6時、目を開けると、視界にはあの都庁の立派な建物が、なぜかタテにそびえて立っているのではなく横に伸びています。そう、私が横に寝ているからです。何が起きたかといいますと、「入都式の前日に、都庁で職場の初顔合わせ」→「となりのNSビルに上司と飲みに」→「新人酔いつぶれる」→「タクシー乗り場までたどり着けずに、都庁の前で寝てしまう」→「入都式の当日なのに朝6時に二日酔いの状態で都庁前で起床」→「視界に横になった都庁が映る」、という顛末になります。急いでタクシーで家に帰り、身支度を整え、入都式に・・・。間に合いましたけど・・・。お酒ってこわい・・・。
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