健です。渋谷で税理士のほうの仕事がありました。その帰り駅周辺で、立ち食いそばやさんによろうかどうしようか、たしかこのへんにあったはず、と思ってきょろきょろしていたところ、「この人からいってみようか!」という声が聞こえたかと思うと、若い警察官の方2人に声をかけられました。人生ではじめての職務質問、いわゆる「職質」です。
「この人からいってみようか」の「この人」だった私、とくに後ろめたいことはないはずなのに「ななななんでしょう」と動揺してしまうのが小心者の性です。そしてこれじゃ不審者みたいだと自分の態度にさらに動揺、さらに不審者のような態度になっていくという不審者スパイラル。顧客の方とお会いするために良いめのスーツ着たのに職質受けるってどういうこと⁉と思いきや「最近詐欺とか流行ってるんで」「カバンの中見せてもらってもいいですか」。ふてぶてしい顔つきの、やや小腹も出た正装スーツ中年in渋谷、無駄な貫禄が何かよからぬ集団のちょっとしたまとめ役みたいに見えたのかもしれません。おそるおそるカバンの中を見せると警察官の方は「ああ大丈夫だ!!」とにっこり。そうです、小生小さなことに一喜一憂しながら真面目に働いている、しがない税理士です。わかっていただけて何よりです。警察のみなさま、おつかれさまです。
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